どうやって痛みを取り除くの?

 ペインクリニックでは、内服薬(漢方薬を含む)、注射薬、外用薬(塗り薬)、

理学療法などを使って痛みを取り除きます。

しかし、それらで十分に痛みが取れない時はペインクリニックの専門として

神経ブロック治療」を行います。

 

 神経ブロックは、痛みを感じている神経を一時的に抑える治療です。

また痛みが解除することで痛みの部位の緊張がなくなり、痛みの軽減と血流の改善が

得られます。

血流が改善し痛みの部位にも十分な酸素が届くようになり、同時に滞っている

痛み物質を洗い出されます。

 こうして痛みが除去された組織では治癒力が改善し、その後の回復が

促進されます。

「痛みの悪循環」にはまっていませんか?

■「痛みの悪循環」とは

 

 痛みを放置していて慢性化しその慢性痛がストレスとなり、さらに痛みが引き続くことを「痛みの悪循環」と言います。

慢性痛はこのような悪循環を断ち切れないとなかなか改善しません。

 ペインクリニックではこのような慢性痛の悪循環を断ち切るための治療を行い、

本来の回復力や治癒力を取り戻すお手伝いをするのが最大の目的です。

神経ブロックとは?

 神経ブロックとは当院で行っている治療方法の一種です。

注射により痛みを感じている神経を一時的に抑えます。

 神経ブロックは主に「トリガーポイントブロック」、「星状神経節ブロック」、

硬膜外ブロック」の3種があります。

 神経ブロックをすることで、痛みを感じている部分の血流を改善させます。

血流が良くなると患部に十分な酸素が届き、また患部に滞っている痛み物質が

洗い流されます。

すると患部では組織の治癒力が回復するため、一時的な鎮痛でもその後に

治りやすくなります。

トリガーポイントブロック

 もっともよく使われる神経ブロックです。

「ツボ」(痛みを感じている部分)に注射をして痛みを取り除きます。

星状神経節ブロック (せいじょうしんけいせつブロック)

 星状神経節ブロックは痛みを和らげると同時に、血管を拡張させることを

目的として行います。

そのため血流が改善しさまざまな効果が期待できます。

 ブロック注射は首の気管のそばにある、星状神経節(せいじょうしんけいせつ)を

狙って行います。

星状神経節は頭頸部や上胸部に分布する交感神経の根元なので、これらの部位の

血管拡張と血流改善により組織の回復が促させます。

 また星状神経節ブロックは脳の視床下部(自律神経や免疫の調節部位)の血流も

良くなるため、自律神経のバランスや免疫機能なども改善します。

硬膜外ブロック

 硬膜外ブロックは脊髄を覆っている膜(硬膜)の外側に局所麻酔薬を注入して、

一時的に神経をブロックする方法です。

主に、知覚神経(痛みなどを感じる神経)と交感神経(血管を収縮したり、腸の動きを鈍くする神経)がブロックされます。

 硬膜外ブロックは顔以外のほとんど全ての部位の痛みに有効です。